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【S9】知るべきだけれどもギミックに混乱して聞けなかったシンラに関する全て ~ ふるよに Advent Calendar 2023 12/25

1巡ごとにデッキがなくなるほどのカード封印をする異常なデッキがあります。あなたはそれをすでによく知っているはずです。おそらく、関わっているデッキの正確なギミックは知らないことでしょう。もしあなたがとても考え深い方であるなら、どこかの誰かが関わっているかと思うかもしれません。

シンラがその誰かです。

シンラはカード1枚ごとに伏せ札をおよそ2枚生み出します。これは、デッキ1巡でデッキの半分を超える深妙廃棄物(伏せ札)になります。あなたならこれをどのように処分しますか? 再構成しますか? ヒドい量の再構成用ライフが必要になりますし、デッキ構築に相当自信がなければなりませんね。さらに、不可思議な方法で生み出された廃棄物(伏せ札)が次の巡の伏せ札か、封印領域か、あるいは次の分厚い山札にさえも流入して欲しいでしょうか? あなたは山札の崩壊に後々苦しめられることのないよう、本当に専門的な立ち回りが必要になることでしょう。

纏い宿しこそ、その立ち回りです。

 

えっちすぎプロポーション良すぎワロタ

 

改変飽きました。

どうもこんにちは、天和ガールのアマト・テンシです。
間違えました、あなたの魔法幼女、へくとぱちゃんです。

一回ちょっと本気で攻略記事と言うか、カードの記事を書いてみようとなんか思い立ちまして(なんか?!)、まあ書けるメガミって多分シンラしか無いと思ったので、シンラについてなんとか網羅的に知見を並べようと思いたちこの記事を書きました。経典はあまり好きではありませんがなんとか網羅してみます。まあクリスマスですしね!(?)

あとは初心者~中級者にかけて、シンラって色々な意味で「とっつきにくい」メガミだと思うんですね。使う側も対峙する側も。というわけで、なんとかその辺りをうまく解体できればいいなーと思います。

全てとか大言壮語してるんでなんかあったらマサカリブレイドスローインお願いします。

 

この記事はふるよに Advent Calendar 2023 12/25分の記事となっています。

adventar.org

 

※タイトルと冒頭文が何の改変か分かる人はこっそりほくそ笑んでおいてください。

 

 

 

1. で、結局シンラって何ができるんですか

というわけでまずはシンラについて俯瞰していきましょう。以降シンラOは「書」、シンラA1は「経典」と表記します。

端的に言うとシンラは「ふるよにの基本構造に不利でふるよにしないやつに有利」です。ふるよにをバカにしようとするやつを取り締まる能力にめちゃくちゃ長けています。お前本当に桜花決闘嫌いなのか?やはりユリシン……

具体的に得意・不得意を挙げていきましょう。

◯得意

  • 山札・デッキギミックの破壊
  • レンジロック補助・及び対抗
  • (書のみ)通常札攻撃主体の相手に対する防御
  • 『悠長な』デッキの破壊
  • 相方の火力補助
  • サブ火力
  • (経典のみ)メイン火力

◯不得意

  • 純粋攻撃
  • 切札を絡めた/もしくは通常札をまとめた連撃への対処
  • 切札攻撃(軽量テンポ系・大型リーサル系問わず)への対処
  • リソース勝負

はい。シンラは対面の山札・手札の破壊、森羅判証による対応無視のバーンなど、桜花決闘をコンボなどの卑劣な(?)手段でぶち壊そうとしてくる奴を様々な方法で破壊することに長けています。一方で、「『桜降る代に決闘を』ってゲームって実は基本動作で間合を合わせて攻撃を振るゲームで……」って基本に忠実なふるよにをしてくる相手にはかなりしんどい立ち回りを要求されます。「いいでしょう!」

また、上にも多少書きましたが、書と経典では立ち位置がかなり違います。
書にあって経典にない最も大きなカードは「反論」で、このカードは書のユーティリティと言って過言ではないカードです。このカードにより通常札への防御力が多少担保されるほか、オーラダメージや強制ドローを駆使したサポート、天地反駁とのコンボなどが行なえます。
一方経典にあって書に無いものは純粋ダメージでしょう。「使徒」「全知経典」によるダメージは見た目以上に高く、メインの火力を担うことすら可能です。また、「真言」による押し込み打点も見逃せません。

これらを踏まえて、次は各カードの役割を詳しく見ていきましょう。

 

2. 君(カード)たちをどう使うか

というわけで、各カードの役割や採用基準を詳しく見てみましょう。この章は、以下のフォーマットに従い記述します:

  • 主な役割: そのカードの主な役割。ここに記述されている以外の用途は稀であるか特殊です。あとの寸評にその辺りは書いているかもしれません。
  • 採用優先度: 書及び経典でそのカードを採用するか検討するときどれくらいの優先度で入れるかです。星が大きい順に採用率が高いような気がします。
  • 警戒度: 書や経典と対面したときどのくらいそのカードを警戒する必要があるかです。

これらの項目に、各カードについてある程度詳しく書いた寸評が続きます。

まあ御託は聞き飽きたと思うので早速見て行ってみましょう。

O-N-1 立論

つよいけどよわい
  • 主な役割: 山札破壊・火力補助・ダスト生成
  • 採用優先度(書): ★★★☆☆
  • 採用優先度(経): ★★★☆☆
  • 警戒度: ★★★★☆

数字だけ見れば2-7 2/-通常札最強クラスのオーラ剥がし能力を持ち、これに当たると後続の攻撃でなにをされても比較的文句は言えません。
ただしこれには当然条件があり(それはそう)(浦波は3フレアいる上で終端だぞ)(でも昔は終端なかったらしいよ)(ウケる)相手の山札が1枚以下でなくてはなくてはいけません。そうでなければ、相手の山札の上から2枚を伏せ札にするだけ(だけ?)です。私はこれをよくライフ1/3点と言います。
カード番号1番のカードというだけあって比較的取り回しやすく、相手の山札を減らすことによる間接的打点(山札が減ると再構成が早まるので)や必要カードを伏せ札に落とすことによる妨害、オーラダメージアクティベート時はダスト生成と火力補助と八面六臂の活躍をしてくれ……してくれそうに見えます。
しかしこのカードの優先度はそんなに高くありませんね?というのも、このカードがどちらのモードで起動するかはある程度相手によって操作できてしまうからです。このカードの警戒度が高いのもそれが理由で、その危険さ以上に『警戒しておけばある程度被害を抑えることができる』最たるカードだからです。山札が少なくなっていてオーラダメージを貰うと死んでしまいそうなら、再構成で山札を増やしてしまえばいいわけですね。山札を焼かれてしまうのは若干ダルいですが、オーラダメージから連撃して死ぬのよりはマシなことも多々あるでしょう。その辺りを受ける側から選べるので、シンラと対面するときは多少意識しましょう。もちろん、シンラ側は相手がどういう選択をしたのかをよく見ておくことで、ある程度相手の手札・切札状況を察することができる(こともある)ので、慣れてきたら注意しておくのも良いでしょう。
また、このカードに限らずですが、シンラは特にデッキ1巡目のプランを山破壊によってグッダグダにしてくる危険性があるのにも注意です。このカードや後述の詭弁によってカードが伏せに送られてしまうので、マリガンなどの順番は注意を払ったほうが良いでしょう。

O-N-2 反論

もう1幕の反論に戻さんか?w
  • 主な役割: (山札破壊)・火力補助・ダスト生成・防御
  • 採用優先度(書): ★★★★★
  • 警戒度: ★★★☆☆

2-7 1/- 対応時オーラダメージ3以上の攻撃ダメージ打ち消しと大変強そうな事が書いてありますが、『流石にデメリットあるよぉ~><』って顔をして相手に1ドローさせるという効果がついています。大変だぁ。
この攻撃後効果、昔はまあデメリットだなあくらいの気持ちでいることができましたが、カード1枚の火力が上がった今この効果はかなり重いものになっています。なので、私の体感ではこのカードを対応として使うことは大変少なくなりました。
一方、自分から使う分には意外とこの攻撃後効果の小回りがききます。1/-とオーラ剥がし・ダスト生成の最低限の仕事をしながら、山0枚の際は焦燥ダメージ山2枚から1ドローさせて立論のオーラダメージをアクティベートさせる手札をわざと増やして引用の成功率を上げるといったことができます。書にあって経典にないカードの代表なので、書を選択する際はこのカードを上手く使えるといいですね。
なお相手目線ですが、こんなカード間合広すぎのうえトップ引かせてくるのはもう……どうしようもないです。警戒なんかあんまりしようがないです。ただ「あるなあ」とは思っておいたほうがいいですね。ダメージの計算をする際に存在を忘れていると大変なことになるかもしれないので。

O-N-3 詭弁

シンラで一番強いし、全カードプールでも結構強い方
  • 主な役割: 山札破壊・火力・レンジロック補助・レンジロック破壊
  • 採用優先度(書): ★★★★★
  • 採用優先度(経): ★★★★☆
  • 警戒度: ★★☆☆☆

カード3枚目にしてようやっとシンラの固有能力「計略」のご登場です。なかなか時間がかかりましたね。ここで計略の話をしておきましょう。「神算」「鬼謀」の2つのモードを持ち、ゲーム開始時は「神算」で固定され、計略持ちカードを使うことで「次に使用する」カードで発動する効果を選択できるという効果でした。
全力とはいえ3-8 -/1というマルチレンジのライフ直接ダメージは通常札の他にあまり類を見ず、攻撃後効果もついてくるすごいカードです。最強卍卍卍
神算効果は山札3枚破壊、シンプルかついやらしい能力です。元のダメージを加味すると概ねライフ1.5点分になりますね。一方で鬼謀はこのカードに限らず癖が強い能力なのですが、相手の捨て札にある通常札をカードの種類問わず使用することができます。すごそう。
基本的に神算で使用することになるのですが、流石にライフダメージ1.5点は相手にとってあまり看過できないものです。2回当てると相当有利になり、3回当てたら概ね勝ててしまいます。当然相手もそう簡単には撃たせてはくれない(間合2に収束させてしゃがまれる)ので、全力攻撃全てに言えることではあるのですが、撃った後に大変なしっぺ返しを食らわないかはきっちり確認しておきましょう。一方鬼謀効果は、他の鬼謀効果が使いづらい上神算効果が安定しすぎているのでそもそも鬼謀をセットするのが難しいですが、その上捨て札に有効なカードが落ちていてくれないと神算モードに効果が劣ることになってしまいかねません。鬼謀効果をうまく使えるとかっこいいですが、慣れないうちはイキらず神算で当てると良いでしょう。ちなみに相手がフルリソで殴りかかってきた次のターンとかは鬼謀の狙い目かもしれません。煽動での対応でうまく計略をセットできたらシンラさまも瞠目でしょう。
また謎の「レンジロック補助」の項目ですが、これはこの攻撃がオーラへのダメージを与えず、従って前進のためのオーラの空きを与えないことから来ています。このカードは、比較的誇張抜きで「レンジロックが最も欲しかった攻撃」の一つであり、他方「レンジロックが最も嫌がる攻撃」でもあるのです。このカードが、シンラの対レンジロックの強度をかなり担保しています。
ちなみに相手目線ですが、1巡目はともかく2巡目以降であれば自然と間合2に収束していることも多く、あまりしっかりと意識しなくていいことも多いです。一方で、中~遠距離メインのメガミであればこのカードは大変鬱陶しいでしょう。何回まで喰らえるのか、対抗手段はあるのか、どのタイミングで切るのかは考えておいたほうがいいかもしれません。更に、シンラで一般的に行われる「1T2前進、2T詭弁」の動きに逆らって1後退を挟むのか、その巡での詭弁を許容して自分の得意間合いに着地するのを優先するかも予め決めておいたほうがいいですね。

O-N-4 引用

当たればシンラのカードより強いカードを使える
  • 主な役割: 手札破壊・火力・防御力
  • 採用優先度(書): ★★★★☆
  • 採用優先度(経): ★★☆☆☆
  • 警戒度: ★★★★★

行動札ゾーンに来ました。でもこいつは青いだけの攻撃札なのでまだ攻撃札ゾーンです(?)
相手の赤いカードをパクれます全力でもパクれますが、フェイズは終了します。なお全力をパクることはあまりありません。フェイズも終了しますし、相手の適正間合に止まってしまうことが多いため、リスク・リターンが釣り合っていないことが多いためです。ちなみに全力を選択した場合例え伏せさせたとしてもフェイズが終了し大破産します。そのような際は、このカードのテキストが「選んでもよい」であることを思い出し、カードを選ばないことで被害を免れましょう。
このカードは相手にするときの立ち回りから説明していきます(その方が説明が円滑なためです)。警戒度MAXにしてあることからも分かる通り、このカードは最大バリューで使われると自分のキーカードをすっぱ抜かれ1リソース剥奪された上で自分の攻撃を食らうことになり、大変なリソース損を背負ってしまいかねません。なので、意識して手札は行動・付与や「使われてもいい」攻撃のみを残し、残りは使うか伏せるかしておくことで相手の引用のバリューを最小限に抑えることができます。強い人とシンラで対面するときこればっかやられて本当に困ります。
翻ってシンラ側ですが、上記のような立ち回りをされていると本当に引用を打つタイミングがなくて困ります。ですが常にケアした動きを相手がしているとそれはあまり火力が出ていないことになります。よって打てるタイミングは明確に存在しているはずです。具体的には、「相手の全力行動の直後」「相手がリーサルに向けて動き始めたと感じられる時」辺りが狙い目になります。もしくは、反論と組み合わせて相手が山の中に隠しておいた攻撃を掘り出す動きも、決まれば強いです。当然「決まれば」ですが、この動きは相手のキーカードを相手に一切使用させず完全論破まで持ち込める動きなので、反論引用のコンボはタイミングを見計らって使う価値は大いにあります。当然、使用時は相手の攻撃間合に立ち位置を合わせ使用できるように立ち回ることも忘れずに。
もしくは、相手が間合の広い攻撃などでデッキ1巡目から動きたい場合など、先攻1T引用でハンド確認しながら手札を伏せさせる動きも強いことがあります。間合広い攻撃ズルい!!!つって相手がマリガンで隠しきれなかった甲矢乙矢を伏せさせるなどですね。これは手札1枚ずつの交換ですが、相手の動きを破壊しているためそれ以上の価値があるため、考えてみてもいいでしょう。

O-N-5 煽動

シュレディンガーの計略状態なら両ステップなので最強対応[要出典]
  • 主な役割: 防御力・レンジロック補助
  • 採用優先度(書): ★★☆☆☆
  • 採用優先度(経): ★★☆☆☆
  • 警戒度: ★★☆☆☆

シンラ2枚目の対応札。こうして見ると意外とシンラって対応札持ってないんですね。
単純にステップ対応ですがそこはシンラ。計略効果により神算と鬼謀によって対応で移動する方向が変化します。ただしここで注意してほしいのは、神算がダスト→間合の後ろステップであるのに対し鬼謀の前ステップは間合→「相オーラ」であること。つまり相手のオーラが満タンだとなんと前ステップは発動しません。シンラ自身の火力が大したことないのも相まって、相方がしっかり相手のオーラをイジメていないとこのカードの前ステップは大変容易にケアできてしまいます。そういった事情もあって、このカードはほとんど神算として使うことになり、そうなった場合凡百のステップ対応と変わらないかそれ以下のバリューにしかなりません。とてもかなしい。
とはいえ強力な単間合い攻撃を避けるのに有用であることは間違いありませんし、後退して避けるのでレンジロックの補助にもなります。使えないカードでは全くありません。
相手目線は、先程も言った通りオーラを満タンにしておけばただの後ろステップになるのが大事です。シンラ相手にオーラを満タンにするのはそれほど難しい話では無いはずですので、意識してこのカードを腐らせておきたいですね。さらに、神算の後ろステップも実はダストがなければ使えないため、ダストを定期的に回収しておくことも有用です。このいわゆる「ダスト枯らし」戦術はシンラを相手にする際汎用的に有用なので、対面して困った際は意識するといいですね。

O-N-6 壮語

絶対神算なんだけど鬼謀がイヤすぎてケアしたらやっぱり神算でキレる
  • 主な役割: 特殊防御・特殊火力・妨害
  • 採用優先度(書): ★★★☆☆
  • 採用優先度(経): ★★★★☆
  • 警戒度: ★★☆☆☆

付与ゾーンに入りました。森羅判証のテキストが付与を参照しますし、実は昔シンラは付与フィーチャーのキーワード能力でな……(老人会)
計略持ちの付与ですが、モードによって全く違う貌を見せる1枚です。通常モードの神算では山回復による間接的なライフ回復、及び山の偶奇調整が行なえます。集中力を得るのはまあおまけです。一方鬼謀では相手の手札が破棄時に1枚以下なら畏縮させて3ドローさせて2枚伏せさせるという一見プラマイ0どころかめちゃくちゃ優しいことをしてるようにしか見えない効果ですし、実際何も考えず当ててしまうとただの優しい人になってしまいますが、この効果は山底を狙って当てると焦燥ダメージ最大3点に2ハンデスがついた上畏縮させられるキモ=カードに早変わりします。山底でこれが当たると死にます。
神算効果の特筆すべき(というかメインの)活用方法として、森羅判証と同時に併用してこのカードだけで最大3点を担保するという方法があります。展開した次のターンに山札トップに戻るので、山が2枚あれば3T後の森羅判証破棄まで山札の再構成なし・焦燥ダメージなしで生きていけます。逆に、このカードが2回山札を増やすので、山底を引き切るタイミングが著しく遅れ、予定していたカードを使用できないなど全然起こり得ますので注意してください(n敗)。一方で、このカードの鬼謀効果に火力を頼るには流石にあまりにも不安定なのでそういった採用はあまり見込めません。せいぜい判証用に積んでおいて相手が油断したタイミングで当てるくらいの運用になるでしょう。
相手目線では、神算効果はぶっちゃけどうでもよく、鬼謀効果もほとんどのタイミングで無視できうるため強く意識する必要はありません。ただし、山底のタイミングで相手がこれみよがしに壮語を展開しているとか、そういう「当たると死ぬ」タイミングでは、再構成を行う、手札を2枚持つなどの対策を講じましょう

O-N-7 論破

次の修正ではこの納を相手のフレアから納められるようになるらしいです
  • 主な役割: デッキ破壊
  • 採用優先度(書): ★☆☆☆☆
  • 警戒度: ★☆☆☆☆

スゥゥゥゥゥゥゥ…………(いろいろ飲み込む)
……書ユニークの通常札2枚目、相手のカードを時限で封印するカードです。納4なのでのべ2Tほど封印できます
ただ、このカードには様々な問題があり、非常に採用が難しいカードになっています。まず、納4であること。書の相手はダストを枯らし気味に動いてくることが多く、これを満足に展開できるダストがないことも多いです。さらにカードパワーの上昇に従って展開時にも展開中も破棄時にもリソースをちょろまかしてくれないこのカードは相対的に採用しづらくなってしまいました。さらに、完全論破の消費フレア下方により、本当に完全論破でよくなってしまいました。身も蓋も元も子もねぇ。
大変に悲観的なことを書いてしまいましたが、追い風(納3 【展開中】あなたの《攻撃》は距離拡大(遠1)を得る。)となっている部分もあります。それはまず決着がデッキ2巡程度でつくようになったこと。これはすなわち、1巡目山底でこのカードを展開すると封印したカードはゲーム中に再使用するのが非常に難しくなることを意味します。通常札でありながら、ゲームスピード上昇のお陰で実質2枚目の完全論破と言ってもあまり過言ではなくなりつつあります。また、カードパワー上昇に伴い1枚封印のバリューが上がったのが大きいです。デッキが6枚でパワーが担保されているなら、残りの1枚に論破を採用し、相手のキーカードを抜きながら論破以外のカードで山札を再構成することで、相手のキーカードと不要牌をトレードしながらこちらのデッキを圧縮することが出来ます。この動きにはそれなりにバリューがあるため、頭の片隅くらいには置いておいて損はありませんよ。
相手目線は……完全論破と対策は被りますが、キーカードを封印されると試合が終了してしまうデッキを握っている場合、そのカードは徹底的に伏せてカード誘拐から守りましょう。後は、デッキ構築段階の話になってしまいますが、1枚や2枚封印されて瓦解してしまうデッキはなるべく組まないようにしましょうシンラは殴れば死にます赤を積め

O-S-1 完全論破

2フレアにしろしろと騒いでいたら本当に2フレアになった(困惑)
  • 主な役割: デッキ破壊・レンジロック補助
  • 採用優先度(書): ★★★★☆
  • 採用優先度(経): ★★★☆☆
  • 警戒度: ★★★☆☆

ここからは切札ですね。全カードプールでも他に例を見ないユニーク効果である相手通常札の完全封印を持ちます(こんな効果が他にあってたまるか)
2フレアであれば1巡目に自然に開けられるため、1回でも捨て札に行った相手の強そうなカードをないないすることができます。つよそう。4フレアの頃は4フレア捨てるだけの価値をシビアに要求するカードでしたが、2フレアならかなり使いやすいですね。すげえや。
まあ相手の火力や対応を抜いて攻撃を受けやすく/通りやすくするというのはわかりやすいと思うのですが、レンジロック補助とはどういうことなのでしょうか。これは、このカードが相手の前進用カードをスッパ抜き、さらには後退用ダストを2個産んでくれる、序中盤の潤滑油となるカードであることを指しています。前進札をすっぱ抜かれた相手は満足に前進できずレンジロックの餌食になってしまいます。このように、採用時は予め相手のどんなカードを抜きたいかをある程度イメージしてから採用すると良いでしょう。変なカードを抜いてしまうと2フレアをドブに捨てて相手のデッキを圧縮してあげた変な人になってしまいます。
相手目線では、これも論破の説明と被りますが、キーカードは徹底的に伏せるそもそもこれ1枚では困らないデッキを組むといった対策が必要です。一方、論破と違い2フレアあればどこからでも飛んでくる可能性があるため、デコイとなるカードを封印させる立ち回りなんかもできるとなお良いですね(とても、とても難しいですが)。

O-S-2 皆式理解

1巡で2回使うと勝つ付与札大喜利大会
  • 主な役割: 補助全般
  • 採用優先度(書): ★★★☆☆
  • 採用優先度(経): ★★★★☆
  • 警戒度: ★☆☆☆☆

書では実は唯一の計略を参照する切札。非常にシンプルに付与を再使用するわかりやすい切札です。
自身の天地反駁や使徒を再利用するというシンラのみで完結するコンボや、当然相方の強力な付与を再使用する動きも強いです。汎用的かつ多彩な動きができるため、再利用して強い付与がデッキに入るなら切札の最後1枠として使いやすい切札です。また、全力付与を通常行動中の締めに使用できるのも魅力で、先程挙げたものや他のメガミのカードだと大嵐などを最後に使用してエンドでき次ターン以降も継続的に有利を稼ぐことができます。
……ここまで意図して鬼謀の効果に触れるのを避けてきましたが、これはその効果が「相手の」「通常札付与」しか破棄できず、神算に比べ強く使えるタイミングが非常に、非常に限られます。普段は忘れておき、相手の通常札付与が強いと感じた時に思い出すくらいでいいでしょう。
相手目線は……使用済や捨て札にある付与に注意するくらいしかありませんね。あとは割られて困る通常札付与に注意するしか……注意したところでどうなるもんでもないですが。

O-S-3 天地反駁

効果中に詭弁を引いても我慢しよう
  • 主な役割: サブ打点・メイン打点
  • 採用優先度(書): ★★☆☆☆
  • 警戒度: ★★☆☆☆

書のユニーク(ダブルミーニング)切札です。オーラとライフのダメージ入れ替えというめちゃくちゃ面白い効果を持っています。
この効果中であれば書の攻撃は詭弁を除いて-/1や-/2となり、シンラだけでライフ2~3点取れてしまいます。このカードと書のカードだけでそれだけ打点が取れると結構後が楽になりそうですね。
しかし、このカードの採用優先度は低いです。というのも、このカードが「ダストを3個必要とする」「展開時に何もしていない」「全力付与」だからです。展開時にものすごく危険な状態に自らを晒すことになり(ダストが枯れていればオーラを最高3点も剥がすことになります!)、安全に展開するのは至難の業です。というか、同じくらいの打点が見込める/他の効果が必要な相方や書の切札を採用するほうが安定することが多く、結果枠がなくなってしまいがちです。どうしても打点が足りなさそうなときは採用を考えましょう。
ただし、相方にn/-攻撃が十分数あるならば、このカードだけでライフを大幅に削ることも可能です(古書、拒書など)!ロマンあふれるライフダメージ連射、狙ってみてもいいでしょう。
相手目線では、天地反駁展開は「お前を殺す(デデン!)」の宣言です。しかし、この展開後は相手の防御力も低いことが多いです。そこを固め撃ちし、相手に殺られる前に殺るのが早いでしょう。赤札連打が板。

O-S-4 森羅判証

シンラの象徴とも言える切札、説明不要(説明はいる(鋼の意志))
  • 主な役割: メイン火力・サブ火力
  • 採用優先度(書): ★★★★☆
  • 採用優先度(経): ★★★☆☆
  • 警戒度: ★★☆☆☆

シンラを象徴する切札で、イラストもかっこいいですね。
効果も派手で、ライフを回復した挙げ句付与に破棄時1点を付与しますが、破棄時に敗北します。わぁ~~~
先述の通り壮語とのコンボで3点が確約される他、相方のメガミの付与などを合わせればこのカードだけで5点以上の打点を取ることも可能です。シンラで最も安定したダメージソースともいえ、ライフ回復も相まって第一部ラスボスの風格を存分に醸し出しています。一方で、これを展開してしまったが最後あと3Tでどう足掻いても敗北が決定してしまうため、展開したからには勝たないといけません。壮語と幾許かの付与を手札に持った上で展開し、バーンダメージが足りるように立ち回りましょう。
相手としては、2通りの選択肢があります。倒し切るか、3T耐え切るかです。シンラ対面であればダストを枯らし気味に動くことが多いため、相手が森羅判証を展開するとそのターンは付与を展開するためにオーラを剥がして来ることが多くなるはずです。そこをうまく突き、知恵の伽藍が戦場を覆う前に勝負をつけてしまいましょう。2T以降は、付与から落ちるダストでオーラを纏いやすくなるため、若干難しくなります。出来れば、森羅判証展開ターンにカタをつけたいですね。
3T耐えきるのは、相手が森羅判証を展開しているということは破棄までに打点が足りることを間違いなく確信しているので難しいです。虚偽や望我、その他特殊な切札があり相手のダメージプランをずらすことが出来ればあるいは可能かもしれません。

A1-N-2 真言

経典のカードはケアできなくはないけど本当に面倒くさい
  • 主な役割: サブ火力
  • 採用優先度(経): ★★★★☆
  • 警戒度: ★★★★☆

反論を失って経典が得たカードです。正直等価交換ではなく失ったものが若干痛いですが、このカードの打点は正直馬鹿にならず、リーサル付近になって「あそこの真言ケアサボったから今ライフ足りないのか……」という事態になったりします。
神算でのライフダメージ効果は取り回しやすいサブ打点として機能します。効果をアクティベートさせて振れる時に比較的雑目に振ってしまってもいいカードです。一方、鬼謀のオーラダメージは対応でしか使えないうえ条件付きの都合上上手く使うのは難しいです。できるだけ後ろの攻撃に当てたいですが、ある程度攻撃を振られた後だとしゃがまれてしまいがちで面倒です。タイミングは難しいので、より多くの攻撃を相手が振りたくなるような受け方をし、相手が纏い直すリソースが細くなったところで当てられると強いですが、なかなかそうは行きません。無理せず纏いを強要するカードとして使ってしまうのも手です。
相手目線では、神算効果は再構成枚数や山状況をみて攻撃タイミングを考え、ケアできそうなら効果をアクティベートさせないことで被害を抑えられます。また、鬼謀効果はアクティベートさせないのが難しいので(山札は極力引ききりたいですよね)、どちらかというとある程度相手のリソースを削ったりライフを取ったりしたら連撃を切り上げ纏ってリードを確保する動きをするなど立ち回りでケアしていくほうが良いでしょう。

A1-N-7 使徒

なんか神算も2/2になった結果強くてひっくり返った
※このカードだけコモンズが間に合っておらずカード更新ブログからスクショしており、画像サイズが小さいです。ご容赦ください。
  • 主な役割: メイン火力・山破壊・手札破壊
  • 採用優先度(経): ★★★★★
  • 警戒度: ★★★★☆

なんかS9になってすっかり立派になって帰ってきた経典の攻撃札です。論破あげたらこれ帰ってくるならいくらでもあげますけどね(本音)
神算でも鬼謀でも2/2 不可避が飛んでくる上、展開時に集中力を支払えば計略を入れ替えられ、神算では手札破壊、鬼謀では山破壊を行います。強すぎる……
展開時は計略入れ替えも使いながらとりあえず2/2を当てることに注力し、その後の計略準備では1T後に相手がどちらの間合にいそうかだけでなく、どちらの効果をアクティベートさせたいかも加味しながら選びましょう。このカードによる山札枚数操作で立論のどちらの効果がアクティベートするかなど1T後の展開が変わってくるかもしれません。また、展開時効果により集中力さえあれば攻撃が当たることは担保されているため、このカードの使用タイミングも「当たるか」だけでなく「どちらの効果を当てたいか」によって決めてもいいですね。
一方受ける側ですが、もう展開時の2/2に当たってしまうのは仕方ないので、今の山札・手札状況でどちらの攻撃後効果を喰らえないか考えて、そうでない方の間合にいることができると良いでしょう。ずっとずっとそう都合よく立ち回れるとは限らないというかまあ無理かなあとは思いますが、心がけておくと戦いやすいでしょう。

A1-S-3 全知経典

使ってると当たらんくて使われると当たる
  • 主な役割: メイン火力・山破壊・手札破壊など
  • 採用優先度(経): ★★★★☆
  • 警戒度: ★★★★★

ピーキー切札を失ってロマン切札を手に入れました。4フレア 攻撃/全力 2/2ってなんかの当てつけか???????(自意識過剰)
シンラからシンプルな火力が飛んでくるとびっくりしてしまいますね。0-5 2/2 対応不可でも結構びっくりしますが、その後にいろんな物が飛んできます。フルヒットの理論値火力は、鬼謀時の2/2→真言 2/-→使徒 2/2 山2枚焼却→壮語3焦燥2ハンデスでオーラ5点の状態からライフ約4点となりさらに詭弁があれば相手のカード1枚を使え、結構洒落にならない打点を飛ばせます。ただしこれは「相手が山札3枚以下で」「手札1枚以下で」「鬼謀使徒が当たる間合に立っている」ことが条件になり結構きつそうに見えるのですが実は間合2が鬼謀使徒の間合に含まれているせいで油断すると当たります
神算でもそれなりに痛く、2/2→使徒2/2 ハンデス真言 -/1とオーラ2点とライフ1点とハンド1枚を持っていかれます。更に、これらは途中で煽動の効果解決を挟むことで間合調整は効きますし、使徒の破棄時に合わせればこれらに2/2がもう1発飛んでいます。激痛。
相手目線ではフルヒット鬼謀全知だけは本当にマズいため、これだけは間合・手札・山札のいずれかでケアしておく必要があります。それ以外は、もう必要経費と割り切ってしまうことも必要かもしれません。経典側が山底に近いほど全知はバリューが高くなる確率が上がるため、相手の山札枚数によってケア度合いを変えていく必要があります。過剰に恐れていては打点が取れないので……
翻って経典側は相手が鬼謀ルートをケアすることが多いため、あえて神算で使徒の破棄時効果と合わせて使い、それなりの打点にすることも考えておきましょう。

 

3. じゃあ結局どういうデッキが組めるんですか?

なっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっげぇ!!!!
ここまで読んでくれてありがとうございます。まだまだ続くんじゃ。

ここまでのカード寸評を読んでいただいた方には結構伝わったと思うのですが、シンラは結構名バイプレーヤーで、採用カードと相方のカード次第で色々なデッキが組めます。
ここではいくつかの例を……出したいところなのですが、ここまで書いてちょっと燃え尽き気味です。なので、いくつかのタイプは私の過去記事にてお茶濁しさせてください。

①薙書(ビート軸・レンジロック軸・天地反駁軸)

3422project.hateblo.jp

薙書(サイネO-シンラO)は、デッキ強度もかなり高い上、様々なデッキタイプを網羅しています。この中には、「シンラサポートのビート軸」「レンジロック軸」「天地反駁軸」のデッキが含まれており、いいモデルケースになるでしょう。

②書面(森羅判証軸)

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また同一ブログですが、書面(シンラO-カナヱ)は「森羅判証軸」のある種「尖った」デッキの代表例になっています。合わせてご参照ください。

③経遺(全知軸(?))

書の主なモデルケースはこの辺りに任せるとして、経典のモデルデッキを1つ。大変おもしろいギミックの詰まったデッキです。組み合わせは、経遺(シンラA1/レンリA1)です。

通常札: 真言 / 壮語 / 使徒 / 嘘突き / 神授 / (自由枠) / (自由枠)

切札: 皆式理解 / 全知経典 / (自由枠)

◇通常札自由枠: 立論(推奨) / 詭弁(推奨) / 欺瞞の霧(次点) / 引用 / 玄塗り
切札自由枠: 夜山恋離のなれの果て(推奨) / 完全論破(次点) / 森羅判証 / ラナラロミレリラ

このデッキでやることは簡単で、神授から交換した各種カードでアドを稼ぎながら使徒を当てテンポを取りに行きます。

このデッキのキレイなところは、リーサル付近になり使徒が撃ちづらくなると経遺側は突然使徒を嘘突きなどに偽証してくるところです。これがまたいやらしく、捨て札に本物があるにも関わらずやってきます。キモすぎ。
当然反証するのですが、経遺側は「いや~~バレちゃったな~~」と言いながら嬉々として使徒を表にし、他のカードなどで連撃した後「皆式理解、対象使徒」をしてきます。ちなみに反証しないと偽証嘘突きが-/1を飛ばした上でそうなるので更にカスです。
そうして相手のリソースがぐだついたところにトドメの全知経典を飛ばして締めます。

ちなみに全知軸と言いましたが、なんとなくお察しの方もいる通り、真の必須枠は皆式理解のみで全知経典は必須というほど必須ではありません。全力攻撃で締めることの失敗が怖いなら、壮語を採用しているのを活かしてロルレロ判証でもいいですし、残りはレンリの優秀な対応2枚を積んで守りを固めてもいいです。見た目とギミックの割に楽しく回せるデッキです。

 

4. 誰とレスバするか

多分これが最後の章になると思うのでお付き合いお願いします。

この世界にはいま25柱のメガミがおり、アナザーも含めると……なんか……もう……いっぱいいます(知能後退)。

当然相手の横、及びシンラの相方によって相性は変動しますが、BANや3柱選択の基準になるよう各メガミとの単体相性を見ていきましょう。星が多いほど有利です。

ちなみにこの章はかなりシンラ側から見た視点に偏ってるかつ浅い部分がある自信があるので、有識者の知見や訂正を待ち望んでおります。

01-O 刀(ユリナO) ☆☆☆☆☆

月影も底力も無理です。リシャ1点月影4点底力5点が現実的なライフプランとして存在するレベルで無理です。
しかもユリナの構造が纏い宿しによるフレア溜め込みを許容しているせいでダストもありません。あーもう終わりだよ終わり
更に言うならば、シンラ単体では圧気が割れません。たすけて。

01-A1 古刀(ユリナA1) ☆☆☆☆☆

月も底も無理なのに乱打とか言うリーサルの1回しか振らなくていい戦略兵器まで手に入れられて終わってしまいました。

01-A2 心(ユリナA2) ★★☆☆☆

月を失い反論の的にしてほしそうなカードまで手に入れ、シンラに最大限の譲歩を見せてくれました。ユリシンは世界の答え。
しかし譲歩はここまで、あの憎き底力は健在なため、結局底を当てられて終わりがちです。とはいえ、立ち回りでなんとかなりそうなラインまでは来てくれました。

02-O 薙刀(サイネO) ★★☆☆☆

細かく攻撃を振って打点を出すタイプの火力使いなので完全論破が厳しいです。
ただしシンラ単体ではオーラ圧がないため、八相をキープして詭弁に音無を合わされ続けると険しくなってきます。またシンプルに響鳴共振律動弧戟が痛いです。
面白ネタとしては鬼謀皆式で無音壁を割ることで皆式理解が実質4/-の攻撃になります。

02-A1 琵琶(サイネA1) ★★★☆☆(暫定)

ついに琵琶が自分で殴れるようになりましたが代償に弾奏氷瞑がちょっと弱くなりました。旧弾奏にあったリソース剥奪がなくなりかなり生きやすくなりました。
響鳴共振も失っており、単体ではバーストが取れない印象。詭弁は一応音無で受かっている顔はできますが、弾奏氷瞑を維持するコストと音無を維持するコストは両立しなさそうです。

02-A2 拒絶(サイネA2) ★★★☆☆

音無がないので詭弁当たり放題です。一方で八相遺響壁を解除する方法に非常に乏しく、そのターンに連撃されると死ぬ可能性が十二分にあります。総じて噛み合わせになりうるマッチアップです。

03-O 銃(ヒミカO) ★★★★★

①最初の連撃だけ喰らいます
②ラピッドファイアを完全論破します
③マグナムカノンに反論を合わせます
④相手のマグナムで相手が死にます

03-A1 炎(ヒミカA1) ★☆☆☆☆

当たると死ぬ大型切札には本当に弱いので炎天はメッチャクチャ厳しいです(真顔)

04-O 扇(トコヨO) ★★★★☆

基本的に梳さえ完全論破してしまえば打点がなく有利になりやすいです。しかしながらほぼ毎ターンのように飛んでくる無窮が痛く、当たりどころが悪ければ負けうるでしょう。
まあただほとんど当たりどころが悪くなることはないと思われます。
経典よりは反論引用がある書のほうが辛そうですね。

04-A1 笛(トコヨA1) ★★★★★(暫定)

オリジンとほぼ同じ展開になると思われますし、何なら無窮がない分もっと酷いことになる可能性すらあります。立論などで山を調整され埋めておいた奏を引用完論された瞬間ゲームセットです。

04-A2 恐怖(トコヨA2) ★★★☆☆

オリジンとほぼ展開は変わりませんが唯一最大の問題があり書だと八重桜を割れません。対トコヨで唯一経典の優位性があるところとも言えるかもしれません。

05-O 忍(オボロO) ☆☆☆☆☆

立論とかで一生懸命焼いた伏せ札から鋼糸とか影菱とか出てきたら勝てへんよ

05-A1 戦略(オボロA1) ☆☆☆☆☆

鋼糸の上に手裏剣毎ターン飛ばされるし不意打ちが痛すぎます。

05-A2 電子(オボロA2) ☆☆☆☆☆(暫定)

影菱とよくわからんデジ設置があるので多分他のオボロと一緒です。

06-O 傘/簪(ユキヒO) ★★★★☆

相手は自分の主張のために必要な移動札とかを積むので、それを完全論破すると足回りが終わります。足回りが終わると相手は攻撃を振れないのでズルズル勝ちます。
ゆらりびが煽動でケアできているのもいいですね。
ただし単体だとどろりゆらりは一切ケアできないので手放しにガン有利とは言えません。

06-A1 社交(ユキヒA1) ★★★☆☆

シンラはダストを枯らしながらオートアタックを飛ばしてくる相手も苦手です。とはいえ社交はどちらかというと相方のカードを活かすタイプのメガミなので、その相方次第で相性は大きくぶれそうです。

07-O 書(シンラO) ★★★☆☆

同キャラミラーなので……

07-A1 経典(シンラA1) ★★★☆☆

書と経典が対戦するとグダグダになった末書が辛勝しそうな気がします、論破によるキーカード剥奪枚数の差で……
ちゃんと検討したことなかった(というかしたくなかった)ので今度してみます。

08-O 鎚(ハガネO) ★★★★★

鐘鳴らしを完全論破すると遠心撃に反論を合わせるだけの簡単ゲームが始まってしまいます。
特大大天空につっぱして使い切る感じが良いのでしょうが、その後の何もない状況を詭弁と森羅判証で削られて終了です。

08-A1 金床(ハガネA1) ?????

あ、相方によるとしか言えません……。
一応封印無効がつくのでおそらくシンラ側が辛めに進行しそうな気がします。

09-O 毒(チカゲO) ★★★★☆

シンラに対してあまり毒が有効でなく、闇昏千影の生きる道も森羅判証のバーンダメージで焼かれてしまうためシンラ有利寄りです。
ただし早めに叛旗の纏毒を展開し生きる道を展開することで相手の森羅判証を釣り出し判証死させるというテクニックも存在するため、無理というわけではありません。火力も無いわけではないですし。

09-A1 絆(チカゲA1) ★★☆☆☆

2/1を1枚手に入れ大型切札を手に入れてしまったため突然シンラがつらくなった。
毒針に死ぬ気で煽動を当てるゲームになり、当たってしまうと相当しんどくなります。

10-O 絡繰(クルルO) ★★★★★

完全論破も山焼きも重すぎます。
ギミックが機能不全に陥りがちです。

10-A1 機器(クルルA1) ★★★★★

オリジンとほぼ同じです。

10-A2 友情(クルルA2) ★★★★★

こちらもオリジンとほぼ同じです。
赤札による攻撃力はありますが、それを使うために必要な機巧が消えかねません。

11-O 乗騎(サリヤO) ★★★★☆

燃料計画を完全論破や山焼きで壊されるので、デッキが壊れてしまいやすくなります。
ただ、Steam Canonの上方で比較的燃料はガバガバでも回るようになったため、大分マシになったかもしれません。

11-A1 新型(サリヤA1) ★★★★☆

Steam Canon上方前はRoaringを完全論破するだけで燃料計画が爆発していました。
今ならSteam Canonでリカバーは効きそうですが、面倒なのには間違いなさそう。

12-O 爪(ライラO) ★★☆☆☆

風雷撃が間合1で振れるようになったため、シンラはかなりしんどくなってしまいました。反論が届かないんや……!
古来から強律弧は受かっていなかったので、道中の火力が出てしまうと流石にかなりしんどいです。

12-A1 嵐(ライラA1) ★★☆☆☆

風雷撃が暴風に変わったくらいではなにもしんどさは変わっていません。むしろ大嵐が本当にキツいのでちょっと大変にすらなってしまいました。

13-O 鎌(ウツロO) ★★★☆☆

お互いの利害が一致してダストが撒き散るか逆に枯れるかのどちらかになります。お互いのカードがお互いのカードをメタり合っており双方迂闊に動けない展開になります。

13-A1 塵(ウツロA1) ★★★★☆

適宜変身させた後わざと6侵食を被害が大したことないタイミングで撃たせることでそれを完全論破し0-3を安置にする動きが塵のカウンターとして強いです。付与でダストを吸ってしまうのも相手目線やりづらいです。

14-O 旗(ホノカO) ☆☆☆☆☆

詭弁にお守り撃ちながら幕開け完成させられるだけで負けます。

14-A1 勾玉(ホノカA1) ★☆☆☆☆

幕開けも精霊式も無くなりましたが、シンラは別に早いペースのゲームができるわけではないので、普通に桜花が育ってしまいます。

15-O 橇(コルヌO) ★★★★★

凍結をゆっくり解除しながら反論を相手の剣の舞に合わせて詭弁撃ってると、判証ラインに勝手に落ちてきて勝ちます。
シンラがわざわざ間合を合わせなくていいという強みが存分に発揮されます。

16-O 鏡(ヤツハO) ★★★☆☆

火力に寄与するカードが実は2枚なので、上手く完全論破や論破を使うと結構ダメージは抑えられます。
一方、六葉鏡の星の海はどう頑張ってもケアできないので、これを顔面で受けられるライフを守れる展開だったかで試合が決まります。

16-A1 花(ヤツハA1) ★★★★☆

最盛期の花は超速で徒寄花ルートに行かれると必敗でしたが、今のヤツにはそんなリソースはありません。
通常ビートであれば深淵の大口さえ完全論破してしまえばもう打点はありません。
一方徒寄花ルートはかなり相手がリソースを食われるので、詭弁などできっちり削って判証で締めれば相手の完成前に走り切れるはずです。

16-AA1 魂(ヤツハAA1) ★★★☆☆

オリジンとほぼ同じです。
一回だけ撃たれる深淵の大口のスタッツ次第かもしれません。

17-O 櫂(ハツミO) ★★★★☆

シンラの攻撃札は間合が広すぎるのでたいてい逆風にしかならないため、火力が足りません。
羅針盤とミオビキ航路の存在がワンチャンスを演出しており、特に経典相手だとこのあたりが順風ターンを作り出してくれるかもしれません。

17-A1 信頼(ハツミA1) ★★★★☆

オリジンとほぼ同じですが、ミオビキ航路がない分さらにしんどいかもしれません。
間合が広すぎて潜水もほぼ機能しないのが痛いですね。

18-O 兜(ミズキO) ★★★★★

ミズキはシンラがまともな攻撃をしてくれないので顔真っ赤です。というかまともな攻撃をしてくれても返しの反攻は消されてしまいます。悲しい……
経典は書に比べて攻撃はしてくれるのでやりようはありそう。

19-O 唐棹(メグミO) ★★★★☆

中空が主戦場であるせいで道中で詭弁が顔面に当たり続け、しかもリーサル打点が切札火力でないので反論で消されてしまいます。険しい。
反論がない経典相手は一見なんとかなりそうに見えなくもありませんが、道中に詭弁があるのは同じかつリーサル打点があるため同じく険しそう。でも書よりはマシそうですね。

20-O 仮面(カナヱO) ★★★★☆

たまゆらふみ上方につき通常札に最悪構想セットカードがなくてもなんとかなるようになったため、無理というほど無理ではなくなりました。しかし、山札や手札を破壊してくることで構想達成を妨害してくるのは相変わらずのため、キツいのには変わりありません。

21-O 剣(カムヰO) ★★★★☆

もともと1巡目に詭弁で禁忌ゲージを進められるのがそれなりに重かった上、度重なる下方により牙を抜かれに抜かれたカムヰは、ついにシンラにまともに通りそうな攻撃が血飛沫だけになってしまいました。かわいそう……
全力化四剣乱刃はめちゃくちゃ痛いですが完全論破してしまえばあとは何もありません。
一応阡など絡めて対応がうすそうなタイミングにオールインと行った動きはできなくもなさそうですが、ちょっと目が薄いね……
森羅判証のライフ回復など絡めて禁忌死してしまいそうです。

22-O 衣(レンリO) ★★★★☆

レンリはピーピングを持ってるやつが嫌いなのでシンラのことも当然嫌いです。
偽証で戦いたいのに相手は定期的に非公開領域を1つ減らそうとしてくるので、そこをケアした立ち回りすら要求され、厳しいです。
ただし実は切札に2-3 3/2を持っているため、バーストは少し取りやすいのがシンラに強いポイントと言えます。

22-A1 遺物(レンリA1) ★★★★☆

大体オリジンと同じですが、遺物は衣以上に非公開領域の情報が大事なので衣以上にピーピングが嫌いです。

23-O 算盤(アキナO) ★★☆☆☆

恫喝は完全論破できますが、直接金融と御明算でリソース勝負(インチキ)を仕掛けられずるずる負けていきます。険しい。インチキは良くないだろ!!
経典だと頑張れば殴り飛ばせるかもしれません。

24-O 鋸(シスイO) ☆☆☆☆☆

別に下方されようが無理なもんは無理です。反乱撃痛すぎ。
なんならS8-2に下方食らってたハドマギリが元に戻ったのでもっとキツくなったまであります。

25-O 弓(ミソラO) ★★★★☆(暫定)

打点が-/1頼りなので甲矢乙矢を反論で消せてしまい完全論破で弓流しを取り上げられてしまうと打点が殆どなくなってしまうのが厳しそうです。ミソラ側もカカゲルカゲで詭弁を取り上げられはしますが……
反論がない経典ならあるいは?と思わなくもないですが、全知経典を受けられなさそうなのがちょっと怪しそう。

 

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うわああああすいません!軽い気持ちで書き始めた記事が異常に長くなってしまいめちゃくちゃ遅くなってしまいました!12/25 29:00前ということで許してください!2日連続半分徹夜状態みたいな感じで書き上げたので変なこと言ってたらバシバシ指摘してください。

というわけで、シンラさまと仲良くなってくれるミコトを増やしたい一心で、私の持ちうる殆どのシンラの知見を書きなぐってみました。「殆ど」と言ったのは、あまり普段明文化していないような知見もあるなあ……と書きながら思ったからです。その辺りもおいおいうまく言語化できるといいなあ……。あと書きたいけど分量膨大になるから削った部分もあります。具体的にはシンラ/Xのデッキ構築例一覧とか……そのへんは気になったら聞いてください。一緒に議論して深めましょう

はい、てなわけでふるよに Advent Calendar 2023 12/25分は、貴方の魔法幼女、へくとぱちゃんがお送りしました!そして大変、大変に!遅くなりましたが、これにてふるよに Advent Calendar 2023を閉幕とさせていただきとうございます!それでは皆様……

Merry Christmas, そして良いお年を!

 

※当ブログには「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」(https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html)を使用しています。